斎稼動
そっと気づかせてくれる君がいたとして
またそれがまったく気付けない事だったとしても
何かを託そうとしてくれたと思えた僕がいるから大丈夫
ふと消えていく君の世界がとても心地良く感じたり
見えない思い出を宝箱の中に残して去ってみたりと
そういうものは曲面から放たれる直線的な知覚に似ていて
はっとさせてくれるものや屈折させてみると分ける事の出来る何かだと思った
だけど僕は小さな声でも聴こえるような何も無いような場所で過ごしていたい。
〔斎稼動〕
挿絵( http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/s/sawani-co/20161127/20161127203549.jpg )