赤いピアノ
待っているんだよ 君が来るのを テンションを高めたままで
待っているんだよ 君が激しく優しく動きはじめる その時を
奏でてしまえ 気の向くままに
叶えてみせて だってそこにあるんだもの
体の奥の そのまた臆に置かれた まっかなピアノ
誰でもなく 君だけの瞬間を刻む まっさらなメロディ
響きはじめた 伴に世界を歩もうと決めた日。
〔赤いピアノ〕
挿絵( http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/s/sawani-co/20161120/20161120141913.jpg )