WEATHER GIRL
「あーあ 町から追い出されてしまった・・」
山を見下ろすよーに彼女は言った。
「巨人族がそんなにいけないかー」かー かー
雪にこだますと雪崩が起きた!
「寒いなー ガクガクブルブルっ」
いろいろ共振して尾根が崩れた!
「はっ でも暑いより良いかな!」
閃きは稲妻を呼んだ!
以後一千年にも渡り、僻地の山脈のぬしとなった彼女。
天から降る注釈たちが、世界のことわりを教えてくれた。
未来の天気は、氷に楔のち座す。こおりにくさびのちざす 。 。
それはとてもゆったりとした警報の一種かも知れなかった。
〔WEATHER GIRL〕
挿絵( http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/s/sawani-co/20161118/20161118163820.jpg )