OMOI KANAE
乱立する日時計の隙間でひとりの男が言った。
男「事件は現場で起きているんじゃない・・」
ペロペロキャンディーが彼女の口からぽろりと落ちた。
女「え?」
男「最後に俺を抱いてくれないか?」
女「通りすがりの私でよかったのかな・・」
彼女の胸で永遠の眠りに落ちていく男は幾分笑っている様に見えたのだった。
男「ありがとうJK・・」
女「さようならOJIN・・」
木綿のような風がやさしく吹くと
いつのまにか女は・・探偵になっていた!!
女「トレンチコートって・・なんか良いな」
数日後には、くだらないTVを撃ちぬく癖が身についてしまっていた。
女「あわわっっ早く事件を解決しておかなくてはヤバぃ」
そう思いつつも、いつもどうりハイスクールに通う毎日なのでした。
〔OMOI KANAE〕
挿絵( http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/s/sawani-co/20161117/20161117095741.jpg )