レイニーブルー
思い出なのか 遠い遠い記憶なんだか わからない
誰かが僕を呼んでいるように もしくわ僕に似たものを探しているよ
方向性を誤魔化すように 溢れて滲む色がいっぱい
誰かを呼ぶ声は次第に大きな波となって 至るところでエコーに換わりだして
せめて指し示すよーな光の誘導を夢見ていたよ
要約しなくても わかるよキミの事
唯空とか 傍に居て眺めてくれるよーな友達
要約しなくても わかるよキミの事
探してるんだよね ほんとうの敵っていえるもの
ありふれてきた感情を清算しても おつりなんて無い事知ってるよ
時が無い場所があったとしたら それはきっと竜宮城のこころのカタチ
マジカル漂いだした 僕の世界仕掛けは まずは僕から飲み込みはじめた
消えていったはずの思い出なんかが みごとな歯車されてしまったようだ
汗も涙も見分けの付かない顔のピエロがおどけてチャイミーダッシュ
どんなにも望んでみるよ 大きな渡り鳥の背中にのって行けたなら
楽しすぎた喜劇だったりしたら いいんだよね
キミが信じた道であったなら
あたたかい光に 包まれる時にはきっと
キミは優しい影と踊りだすよ
つめたい雨が 教えてくれた微かなぬくもり
そんな花に渡してあげたい傘があるとするならば
そういうのってワンダフルワールドって言うんじゃないのかな。
〔レイニーブルー〕
挿絵( http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/s/sawani-co/20161115/20161115233351.jpg )